伊賀上野

崇廣堂を出て伊賀鉄道西大手駅の横の踏み切りを通り過ぎた。

そして、たどり着いたところは、日本三大仇討ちの一つ「伊賀越鍵屋ノ辻の血闘」の現場。

鍵屋の辻公園の池と、奥の建物は伊賀越資料館。弟を殺害された渡辺数馬は、犯人の河合又五郎が伊賀国島ヶ原の宿にいることを知り、ここ鍵屋の辻の茶屋萬屋で待ち伏せして、通りがかった又五郎に決闘を挑み大願を成就した。

渡辺数馬が待ち伏せをした茶屋。この店は歴史遺産として貴重なだけでなく、鰯の炭火焼きなどのオリジナルメニューが楽しめる。女将さんはとても気さくで親切な人で、上野の見所やこの茶屋の歴史などを話してくれた。以前は荒れ放題だった建物を修繕し、1975年から「数馬茶屋」の名前でこの店が始まったそうだ。

伊賀上野城の本丸へ向かう。その途中、上野西小学校の横を通り過ぎる。文化遺産といってもよい校舎だ。

天守は史実に基ずかない模擬天守なのだが、展望台として意義はある。上野市の街の様子を一望することができるから。

城の北西部は古い家屋がよく残っている。

高石垣の上から下をのぞき込んだときの恐怖感は相当なもの。今までここから落ちた人はいないのだろうか。

お城を出て伊賀鉄道の踏み切りまで来た。上野市は城下町の町割りが今でもしっかりと残っている。かつて上野市内のスケッチを数多く描いていた人が、「どの通りの町並も美しいが、中でも寺町通りが一番美しい」と語っていたので、その寺町通りを見て帰ることにした。

この寺町通りには、上行寺・妙昌寺・万福寺・念仏寺・妙典寺・善福院・大超寺の七つの寺がある。

この寺の中に鍵屋ノ辻の決闘で殺された川合又五郎の墓があった。

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