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望楼からの眺め・城下町

最上階の4階に着いた。美濃国鵜沼の市街地が見える。お城の北側は絶壁でその下には雄大な木曽川が流れる。この天然の要害のおかげで北側は鉄壁と思える。しかし実際はそうではなかった。小牧・長久手の戦いの直前、豊臣側に寝返った池田恒興は、対岸の美濃側から船で来襲し、最短距離で本丸に登り落城させてしまった。

西北の方角には、織田信長が攻略し落城させた岐阜城を頂く金華山が見えた。(写真中央の奥)

南の地平に小牧山城を頂く小牧山が見えた。小牧・長久手の戦いでは徳川家康が小牧山城を本陣とし、ここ犬山城は豊臣秀吉が本陣として、この距離でにらみ合うように対峙したのだ。この歴史の舞台を秀吉と同じ目線からしばらく眺めた。

廻り縁から付け櫓を見下ろしたところだが、またしても奇妙な瓦があった。近くにいる係員さんに尋ねてみると、あれは桃で、長寿祈願と魔除けのために置かれていると教えてくれた。

東の方角にはモンキーパークの観覧車や成田山・廃線になったモノレールなどが見えた。

木曽川の上流方面・犬山橋を望む。今では電車用の橋と車用の橋は別になっているが、2000年までは名鉄の電車と車が混走していた。名鉄特急パノラマカーが橋の上で路面電車となって車と一緒に走る姿を見たときの驚きは忘れることができない。

国宝指定書が展示されている。この望楼からの眺めの楽しさはまさに国宝にふさわしい。

廻り縁からの城下町の眺め。お城から真っ直ぐ南に伸びる本町通りが見えた。瓦屋根の町屋が続く様子がここからでもわかる。今から山を下りあの本町通りを通って犬山駅へ向かうことにした。

城から下りて本町通りにやって来た。この本町通りは、昭和初期・大正・明治、さらには江戸からの歴史的建造物が残っている割合が7割強にも上るという。

観光客に対してウェルカムなムードなので、安心して昔ながらの町屋を見て歩ける。

犬山祭りで使う山車(やま)を格納している倉庫があった。

犬山城周辺は城下町の町割がほとんどそのまま残っている。この町並みの魅力も国宝級。

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